2009年03月04日

滞在施設「NPO法人ファミリーハウス」

難病の子どもと家族のための滞在施設「NPO法人ファミリーハウス」をご紹介したいと思います。

こういう施設を利用する必要がないことには越したことはありませんが・・・face10
後学のために知っておくのも良いかと思いますface01


「NPO法人ファミリーハウス」の植田さんのお話です。

「国立がんセンター小児病院小児病棟で子どもたちの難しい病気を治療する際に、お母さんたちが上京しても自分たちが泊まる場所がないんです」

「完全看護、基準看護があるので親は病棟に泊まることはどうしても必要な場合以外はできません。そうなると、マンションかアパートを借りなければなりませんが、二重生活となり経済的負担も大変です。あるいは親戚の方が近くにいてその家に泊めてもらうにもある程度限界はあります」

「とくに小児がんというのは、治療期間も長く、年単位の治療を余儀なくされるためお母さんたちの声は切実でした。小児がんは20年前は約8割が亡くなるといわれた病気で、いまでは8割が治るといわれていますが、それでも東京に出てきて国立がんセンター小児病院小児病棟はいまでも7、8割の方は難しいといわれているのは、それだけがんの種類が多く、進行がんの方が一部の病院に集まざるを得ない、そこでなければ治療ができないという状況があるからです」

国立がんセンター


例:地方のお母さんと3歳児

3歳児検診 ⇒ 大学病院 ⇒ 国立がんセンター


子ども特有の病気の眼のガンだったそうで、近郊の病院での治療は困難で、選択肢は国立がんセンターでの治療、しかも時間的な猶予もなく、3歳児検診から3日後には東京へ行かなくてはならかったそうですicon196

国立がんセンターに子供を預けて元の場所に戻って元の生活を送れるハズはなく、不安を抱えたまま半年や1年間そこで暮らさなくてはなりません。そんなときに「NPO法人ファミリーハウス」が手助けしてくれるのです。

「肉体的な負担の軽減、精神的な負担の軽減、経済的な負担の軽減、これを目的にしておりますので、ひとり一泊1,000円で泊まれる価格設定にして、しかも、免疫の下がった患者さんもここに泊って家族と日常性を維持していけるということを目的にしておりますので、なるべく普通の生活を、自分がいままであたり前として過ごしてきた生活をそのまま続けられるような配慮をいたしております」


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Posted by hamkichi at 11:11│Comments(2)徒然なる
この記事へのコメント
  しっかり読ませて頂きました。
  考えさせられました。 ありがとうございます。
Posted by アランカアランカ at 2009年03月04日 17:54
アランカ 様
ありがとうございます。

もう少し続きがありますので、よろしくお願いしますネ(^^ゞ
Posted by hamkichi at 2009年03月05日 16:39
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