アチャー！

佐賀県鳥栖市に粒子線がん治療施設が建設され、２０１３年春の開業を目指しているといいます。

誰もが自分には関係ないと言い切れないのが「がん治療」です。
私の胃がんは外科療法で切除しました。
従来の治療法です。ほかに放射線療法、化学療法があります。
私の場合は、みぞおちからヘソまで開腹して胃を２／３を取り除きました。
とうぜん、その傷の回復までには時間がかかりました。
がん細胞を取り除くために、他の機能を痛めてしまうということです。
また、化学療法においてはあまりにも大きな副作用があり、そのほうがつらいということがあります。


治療用放射線には、光子線と粒子線があり、近年、粒子線の中の陽子線、炭素線治療に注目が集まっています。

現在国内には、重粒子線が2箇所、陽子線が5箇所があり、鳥栖市にできるのは重粒子線（炭素線）です。
装置や稼動施設にかかる費用が、重粒子線で約120億円、陽子線が約80億円といわれ、また装置も大掛かりなものです。



粒子線治療を簡単にいえば、がん細胞にピンポイントで粒子線をあてるというもので、そのときに正常の細胞にダメージを与えません。

粒子線治療のメリット：
　*早期癌の場合は根治可能
　*機能脱落がない
　*高齢者でも安全に治療可能
　*放射線障害の可能性が少ない
　*従来の光子線治療で効きにくい癌にも治療可能
　*早期の社会復帰が可能